源氏物語
角田光代(訳)
川出文庫
800円(税別)
約1000年前に書かれた物語とは思えない・・・。
現代語訳は初めて読みました。こんなに壮大な長編物語だったとは!
こんな物語を書いた紫式部は極楽へは行けない、けしからん!という方がいらっしゃるのも良く分かりました。
最古の長編小説が源氏物語って言うのは内容含め様々な意味ですごい話です。
日本は元はかなり自由度が高い国なのでは?
角田光代さんの訳、とても読みやすいです。
古典の授業で出てきた若紫の登場シーンがとても印象に残っているのですが、角田光代さんの現代語訳には眉の描写はなく(眉がぼうっとしていて・・・と言う事がとても印象的だったのでした)・・・大人になった際には眉も整って・・・という現代訳が出てきたので、眉で子どもと大人を表現していたのだなあ・・・平安時代の方も大人の女性になると眉を整えるのだなあ・・・という事を感じたのでした。
五島美術館で源氏物語絵巻も見たので、読みながらあのシーン・・・とイメージが湧きました。
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谷崎潤一郎氏の訳も読んでみようと思います。
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昨日に続いて、京都旅のお話。
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JR東海のキャンペーン、東寺のチケットも購入しました。
1400円。
通常の拝観料が1000円なので、「帝釈天騎象像」アクスタは400円の計算です。
せっかくなので、ライトアップの時間帯に見学する事にしました。
夜になりました。
京都タワーは「スカイブルー」
下京区防犯の日!(通常はホワイトです)
近くまでバスに乗って移動をしました。
東寺から行き来する人波があり、灯もあるので分かりやすかったです。
春の特別拝観。
夜桜ライトアップはブログ記載時には終わってしまっていますが、ゴールデンウィーク期間も夜間特別拝観があるそうです。
角田光代さんの訳では「うつくしい」という言葉が何度も何度も登場するのですが、本当に美しい・・・。
感動的な美しさでした。
ぼんやりカメラでスミマセン・・・。
水辺に映し出され、素敵です。
風もなく穏やかな夜でした。
大勢の人がいますが、桜も散り始めていましたので、ぎゅうぎゅう!進めない!という感じではありませんでした。
警備や誘導係の方も大勢いらっしゃいます。
明るい場所では茶屋やお土産も販売されていました。
あちらこちらにライトがあり、木々がライトアップされています。
五重塔にもライトが。
荘厳。
木々の間から月も見えます。
桜と青紅葉も綺麗です。
日本は緑を青いというのだなぁ、と改めて実感しました。
紅葉もライトアップされています。
桜が咲いていればさらに見事だと思いますが、五重塔のライトアップだけでもとても綺麗です。
桜の花もまだあちらこちらで残っていました。
水辺水辺に写る景色も綺麗です。
金堂
中の見学も出来ます。写真撮影は禁止でした。
夜の薬師如来・・・動き出しそうでした。
(お寺の次男だった社会科の教師の厳しい修行をすると仏像が動き出す幻覚が見えてきた・・・仏像がしゃべったり、動き出したりするんですよ・・・という言葉を思い出してしまいます。)
講堂には凜々しい帝釈天の姿(今回いただいたアクスタ参照下さい)もありました。
小象に乗っている感じかな・・・それとも帝釈天が大きい・・・??
平安時代作ですが頭部が後補されているそうで、うつくしいと評されることが多いそうです。
人影はこのような感じです。
講堂をすぎるとひともまばらになります。
桜が満開の時には大勢のひと、ひと、ひと!だと思いますが、ライトアップ期間の拝観お勧めです。
うつくしいものを沢山見て、心が洗われました。
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皆さまの明日も良い一日になりますように!!