諸国空想料理店
700円(税別)
先週読んだ『母のレシピノートから』の文庫の帯の書籍案内を見て、今週は『諸国空想料理店』を読みました。
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「諸国空想料理店KUU KUU」は1990年の5月から2003年12月まで東京・吉祥寺にありました。
現在人気料理家である高山みなみさんが、1990年から2002年末までシェフをつとめていました。
友人に連れられ、吉祥寺を訪れる度に何度も通った思い出のお店です。
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友人:「モモって知ってる?食べたことある?」
私:「桃?」
友人「ちがうちがう、チベタンモモ。チベットの餃子。美味しいよ~」
そんなやりとりをしてから友人に連れられ諸国空想料理店KUU KUUを訪れたのでした。
(10代・・・若かったなぁ・・・!!
お酒が飲めないので、ランチでの利用が多かったと思います)
お店の雰囲気や料理にすっかりはまりました。
1階にあるトムズボックス(絵本が中心の古本屋&ギャラリー)、カレルチャペック(紅茶専門店)、雑貨屋さんを眺めた後、KUU KUUでご飯を食べる、というのがお決まりのコースになりました。
(トムズボックス、閉店したと思ったら西荻にある!!??これは行かねば!葉書も届かなくなり、てっきり閉店していたものだとばかり思っていました。お姉さんまだいるのかな・・・。本日はお休みとツイートで告知があったので、いつか行ってみたいと思います。)
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高山みなみさんとオーナーの南椌椌さんはご夫婦だと思っていました。
外は明るく、すいている時間帯に行くと、南椌椌さんが店内で作業をしている事も多かったです。
高山さんは黙々と料理をつくり、友人と夫婦に違いない!と思っていたのでした。
しかし、店内フリー・ペーパーを見て、南椌椌さんには舞踏家の奥様がいる事が判明!!
友人ととても驚いた記憶があります。
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南椌椌さんは、KUU KUUという店名が先で、後から南椌椌と名乗るようになったとこの本を読んで知りました!(椌椌さんの名前を店名にしたのだと思っていました)。
懐かしい写真が沢山掲載されており、当時の記憶が甦りました。
大人になった今だったら、お酒もいただけるので、また違う楽しみ方が出来るお店だったと思います。
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最後のページの写真を見て「!!」となりました。
この椅子、我が家の椅子とめちゃめちゃ似ているではないですか!!
広い店内には、素敵な椅子とテーブルが沢山置いてあった、というのは覚えています。
書籍の一枚目の写真は店内の様子を撮影したものですが・・・、その写真に写っている椅子、もちろん素敵な椅子ですが、木造の装飾が色々凝った様々な椅子です。
そういう店内だったという記憶なのですが・・・。
店内にベントウッドチェアがあった!!??
カフェ風??(軽くて便利なのでカフェでよく使われています)
そんな可愛らしい雰囲気でした!!??
端の席はカフェ風だったのかなぁ・・・。
端の席に座る事も当然ありましたので、利用していた事もあると思います。
潜在的にこの椅子素敵・・・!!って意識が残っていたのかもしれません。
(余談になりますが、ベントウッドチェアはとても軽いので、先日の三浦大地のライブの小道具としても使われていました)
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さまざまな記憶が甦り、知らなかった事もあり、色々衝撃的!な一冊でした。
本書に出てくる中野の「カルマ」も友人に連れられて行きました。
卵かけご飯が美味しいと言われて連れて行ってもらったのでした(TKGが流行っていた時期だったかな・・・)。
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自分では行く事がなかったであろう名店の数々を訪れる事が出来て、今更ですが友人に感謝です。
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午前中、早い時間帯に早速跡地を見に行ってきました。
(本当はトムズボックスも行こうと考えていたのですが、本日休みなので仕方がない・・・。昨日急遽休みの告知がありました。いつの日にかまた・・・)。
「キチム」をネットで調べたらカフェとイベントスペースになっているようです。
ネットから見た店内の雰囲気はKUU KUUとは異なり、カフェ風でした。
『LIve-rally ZINE』~2020年春、キチムにまつわる20人の記録~
高山みなみ氏だけでなく、マームとジプシーの藤田貴大氏の名前を発見!
気になる冊子(?)・・・近々再訪してみようと思います。
(吉祥寺は混んでいるけれども・・・)
ワクワクしてきました!!
吉祥寺、良い街ですね。
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皆様の明日も良い一日なりますように!