JR上野駅公園口
川出文庫
600円(税別)
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JR上野駅。
東北線や高崎線の終点駅が上野の場合は「うえの~うえの~」というアナウンスが流れます。
最近では線が横須賀線等とつながりましたので、通常のアナウンスです。
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先週は上野の藝大のお話でしたが、今回はホームレスの方の話です。
上野は家が買えるお値段の楽器を抱えている学生がいる一方で、段ボールハウスで暮らす方々がいる・・・という状態です。
最近ビニールハウスを見かけなくなったな、と思っていたら、「山狩り」という事が定期的に行われているのですね。
全然知りませんでした。
何かしらの施設が出来たのかな?と思っていました。
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本作品は全米図書賞、翻訳部門で1位となり、メディアでも取り上げられました。
インタビューに答える作者の声は弾んでおり、とても嬉しそうでした。
おめでとうございます。
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数年前、柳美里さんに関するドキュメンタリーをテレビで見た記憶があります。
鎌倉の自宅での撮影でしたが、収入が減り、困窮状態で、切羽詰まった状態でした。
1億円を超える収入があった方がこんな状態になるのか・・・!と鬼気迫る感じの柳美里さんの姿を見て、戦いた記憶があります。
現在は鎌倉の家を売り、福島の南相馬市に移転されたそうです。
自己破産のように報道されてしまいましたが違うのです、鎌倉の家を売ったので蓄えもあります、と紹介されていました。
自己破産のイメージがあったので、自分もどこかでそのような記載をされた記事を読んだのかもしれません。
こちらもテレビで見たのですが、福島に住む柳美里さんが本屋さんを経営されているとの紹介がありました。
手紙を受け取り、柳美里さんが書籍を選び、手紙を書いた方に送っている姿は、今までの柳美里さんとイメージとは異なり、とても穏やかでした。
福島の生活が合っているのだな・・・と思ったのでした。
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柳美里さんの著書はむか~しむかし、ゴールドラッシュを読んだきり、だと思います。
本作、アメリカでどのように訳されたのか気になります。
解説を読みながら本書はそういう解釈なのか・・・と思いながら読みました。
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リーマンショックの時は上野だけでなく、あちらこちらの駅でホームレスの方々を見かけました。
最近は駅で寝るのは難しいようです。
前回の緊急事態宣言の際には新宿駅と高島屋の間で見かけました。
電車に乗っている姿も何度かみかけました。
ものすごくすいている車両がある!と思ったら異臭がし、「?」と思ったら、真ん中で荷物に囲まれてグウグウと寝ていました。
ホームレスと精神疾患は結びついている事が多いそうで、何らかの障害を抱えている方も多いようです。
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日本では産まれながらホームレス、と言う事はほぼないと思いますので(家族でホームレスというより、単独ホームレスが圧倒的に多いと思います) 、ひとりひとり何かしらの背景を抱えているのだと思います。
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本日は雪ではなく雨でした。
暖かな家で暮らせる事を感謝します。
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皆様の明日も良い一日になりますように!!