転職の魔王様
額賀 澪
1600円（税別）
☆☆☆☆☆
本の中には挿絵がないのですが、表紙のインパクトが強く、脳内でおかざき真里さんの絵が動き、小説を読んでいるというよりも漫画を読んでいる気分で読みました。
不思議～。
今までこのような感覚（小説を読んでいるのに漫画を読んでいる気分）になった事がないので新感覚でした。
アニメ化されたものを小説で読んだら、こんな感じになるのでしょうか。
あり得ない位美しい男女達が脳内で登場し、動き回っていました（苦笑）。
何となく魔王様はおじさんのような気がしつつ、頭の中のビジュアルは裏表紙の美しい男性です。
32歳。
確かに若いけれども･･･。
美男子とは･･･。
元商社マンならアリかなぁ･･･。
舞台は新宿。
･･･なんとなく西新宿を舞台に、登場人物が頭の中で動いていました。
話の中では三鷹も登場しました。
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ジャケット買いなので、表紙が異なっていたら購入していないだろうな･･･という一冊です。
2015年、広告大手代理店「電通」に努めていた高橋まつりさんが過労を苦に自殺したことで改めて過酷な労働体制やパワハラ・セクハラが世に問われる事になりました。
表紙の絵を描いたおかざき真理さんも博報堂に勤務した経験がある漫画家さんです。
代表作『サプリ』は広告代理店を舞台にした漫画です。
本書でも広告代理店勤務の方々が登場します。
過酷なお仕事ぶりです。
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広告代理店から転職されて来た方と一緒に働いた事があります。
若干パワハラ気味のノリの良い仕事ぶり、最初にたたき込まれた仕事の姿勢が簡単に消えるわけではなく、広告代理店の仕事のやりがいとともに仕事の過酷さを感じました。
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コロナで一気に働き方改革が進みました。
接待も出来なくなりましたし、どの業界も大分変ったのではないかな？と思いますが、古い体質はまだあちらこちらの企業で残っていると思います。
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先日諸先輩方とお話した際に、昔は夜中の2時、3時まで働いていた、とか、仕事に身を捧げ、見事に身体を壊した経験をお持ちの方々ばかりでした。
日本中がそのような時代だったのだと思います。
多様性が求められる今、ひとりひとりの価値観にそって仕事をする事が出来るようになしました。
働き方の選択肢が増えました。
自身の身を酷使してまで会社に捧げる必要はない、と思います。
自身が感じる違和感は大事にし、無視せずに向き合う事が大切だと思います。
（特に労働時間に関しては）良い時代になったな･･･と思います。
コロナで飲み会もないですし。
健康的な生活！万歳！！
がむしゃらに働くというよりは自分で考えて行動する事が求められる時代になりました。
在宅勤務も増え、私生活と仕事を上手く切り替える必要が出てくると思います。
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昨日のオンライン飲み会は、参加していた方が偶然同じ年だと言うことが分かり、氷河期時代就職活動の苦労話･･･と思いきや、完全にエリートで、なぜこの会社に！？という感じのお話を伺いました。
自分は当初会社員として働く気持ちはなく、真面目に就職活動をしなかったのですが（就活生が何度と足を運ぶ新宿エルタワー行っていないし･･･）、現在縁あって会社員として働いています。
日本は採用時期が決っています。
秋採用もありますが、学生から社会人になるタイミングの就職活動が一番選択肢が多いので、確り就職活動をしたほうが良いと思います。
様々な企業を見学する事が出来るのも学生時代ならでは。
就職活動を確りすれば良かった･･･と自分のように後悔する事がないよう、機会がある時に積極的に参加すると良いと思います。
というものの経済環境は動きますので、転職可能な機会は必ず複数回訪れます。
今回コロナで思うような就職が出来ない方もいらっしゃると思います。
機会を捉え、転職を考えるのも良いと思います。
この小説のようにエージェントを利用すると公募されていない求人を紹介されます。
思いがけない好条件の転職も可能だと思います。
転職経験者は意外と多いので、いきなり退職するのではなく、勤務しながらエージェントに相談するというのは良いと思います。
転職を考えていたものの後悔がないように目の前の仕事に邁進したら、環境がとても良くなり、転職せずそのまま仕事を続けたという話も聞きます。
正解はなく、自身で満足出来る生活を送る事がとても大事だと思います。
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今日は雷が鳴る、荒れた天気の一日でした。
明日は晴れですね！
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皆様の明日も良い一日になりますように！！
