月刊Newsがわかる
特別編 毎日ブック
渋沢栄一がわかる
定価550円
雑誌
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小学校中学年から中学生向け、入試対策にも使われるNewsが分かるムック本です。
ふりがな付きです。
子どもだけでなく大人も充分楽しむことができます。
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全体的に丁寧に真面目につくられています。
右端にWピースをしている渋沢栄一がいますがP50~P53までの漫画、『栄一、お札なるってよ』(作とんだばやしロンゲ)がぶっ飛んでいます。
抜粋)
(野口英世くん)
“「オレは細菌学者として3回もノーベル賞候補となり人一倍研究熱心で・・・・・・・
人一倍酒好き遊び好きで莫大な借金をふみ倒すほど金づかいも荒かったんだべー!!”
(渋沢栄一くん・涙を流しながら)
“「そんな人がお札の顔って何かヤバくねぇー?”
この漫画では詳細は語られていませんので補足すると・・・
野口英世のお金にまつわるエピロード、例えば・・・
・・・アメリカ留学を希望し、知人から200円のお金を借り、婚約者からの結納金300万円と合わせた500円(現在価値にして約1000万円)を一夜の芸者遊びで散財し、残高はわずか20円だったそうです。
こんな感じで女性遊びで散財し、お金にまつわるダメエピソードは枚挙に暇がないお方です。
・・・しかも毎回、他人様のお金です・・・。
テレビでお金まわりの浪費エピソードがいくつか紹介されていて(NHKの『挫折秘話ブルーヒストリア』)・・・ヤバい話満載でした。
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2024年から新紙幣となります。
数字も大きくなるようです。
日本ならではの偽造防止策があちらこちらにちりばめられています。
漫画では“若者誰もお札使ってない~“とスマホ決済が紹介されています(苦笑)。
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渋沢栄一が携わった教育の話からさりげなく学校紹介がされていたり、なるほど、教養としての本だけでない、受験対策本を感じた一冊でした。
二松学舎は夏目漱石のイメージがありましたので、学校の名前の由来など、知らなかった事を色々知る事が出来ました。
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その他、明治維新の年の満年齢を比べてみよう!というものもありました。
“徳川慶喜”や“勝海舟”“西郷隆盛”などとの関係性が垣間見れて面白い比較でした。
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渋沢栄一はフランスへ旅発った際に日記をつけています。
砂糖とミルク入りのコーヒーは“これはもう、胸の中がすこぶるさわやかになる味です”と紹介している文章が印象に残りました。
さわやかになる味!!
グルメだった渋沢栄一。
お酒は一切飲まなかったそうです。
余談になりますが、お酒を沢山召し上がる方は胃など内臓がぼろぼろになるそうです。
渋沢栄一の長生きの秘訣のひとつかもしれません。
胃カメラを実施した際、医師から「お酒あまり飲まないね!綺麗な胃だよ!」と褒められました(苦笑)
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論語と算盤は先日ご紹介した現代語訳が読みやすいと思います。
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皆様の明日も良い一日になりますように!!