父ちゃんの料理教室
大和書房
1500円(税別)
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辻仁成さんはミュージシャン、芥川章作家です。
現在フランスで17歳の息子さんと2人暮らしです。
シングルファザーとして小学生だった息子さんを高校生まで育て上げています。
1959年生まれの61歳。
61歳!?
とてもお若く見えます。
日本人って若い!と思われているだろうなぁ・・・。
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美味しそうな料理の写真とレシピだけでなく、読み物としても秀逸な一冊です。
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写真も本人が撮影されています。
プロのカメラマンが撮影したような写真です。
多才な方なのだな、と思います。
とても美味しそうですし、盛り付けも綺麗です。
父ちゃんの料理という感じではなく、流石パリ、おしゃれです。
離婚の際には様々なバッシングを受けた辻仁成さん。
メディアの報道も、否定的な内容でした。
長髪で女性的な雰囲気の辻仁成さんの報道に戸惑った記憶があります。
息子さんが辻仁成さんと生活する事を選択している事で、世間的な偏見は和らいでいったと感じています。
異国の地で暮らすと言う事だけでも大変なのに・・・。
その時の苦悩を垣間見る事が出来るだけでなく、息子さんを想う、愛情溢れる文章に泣けてきます。
また、生きていくうえで大切な事、コツも紹介されています。
例えば、メンチカツでは辻家の家訓が紹介されます。
“どうせ、ぼくなんか不幸だからとひねくれるな。
不幸に慣れたり、不幸を招いちゃいかん。
小さな幸せをかき集めて、楽しい未来を心に描け。
幸せは幸せを招き、不幸は不幸を招くからだ。”
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息子さんはただいま思春期まっさかり。
しかも受験生です。
多感な難しい時期です。
親とぶつからない訳がない。
ブログやツイッターを見ると、特に最近、そのあたりの葛藤が書かれており(翻訳機能を使えば日本語で書かれている文章も息子さんも読む事が出来るのではないかな?と思います。親が思っている以上に日本語を学んでいるかもしれませんし)、全力で子どもを育てている良きパパだと言う事が分かります。
息子さんにとっては憧れの存在なのではないかなぁ・・・。
フリーで生活し続けるという事は、本人がブログで書かれていますが、ものすごいパワーと、継続する才能が必要なので、並大抵では出来ない事ですし。
息子さんの受験、本人が納得出来る結果になり、希望の扉を開く第一歩となりますように。
(進学先は運命の分かれ道の一つだと思います・・・。
どこに行っても行動・選択は変わらないので、着地点は大きくぶれないと思いますが友人など新たな出会いが大きくかわりますし・・・)
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辻仁成さんに関する過去のブログはコチラです。
↓コチラはほんの数行です。下記のフランスから生中継の話です。
↓生配信でした。しかも無料!
↓ブログに出てくる辻さんの記事は暮らしのおへそVol.31に掲載されています。
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サーモンのパイ包みが食べたい・・・。
冷凍のパイ生地が冷凍庫に有るなぁ・・・。
よし!サーモンを買ってこよう!
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皆さまの明日も良い一日になりますように!!