日本建築集中講義
中央文庫
1100円(税込)
本書は月刊『なごみ』に連載され(2012年1月号~12月号)2013年単行本にされたました。
2021年8月に文庫本として発売されたもの。
文庫用に平野家住宅が追加されました。
平野家住宅はコロナ禍のため、マスク姿の写真が掲載されています。
写真や絵が多く、ゆる~い感じてすすみますが、読み応えのある大変面白い本です。
両氏の奥様も登場されます。
藤森先生曰く「山口先生は炎上作家」(爆笑)。
炎上作家と呼ばれる由縁のページは、笑ってしまいました。
☆☆☆☆☆
本書とは全然関係がないのですが
孫の
WWW
に、
おばあちゃんが「そのトゲトゲは何?」と
反応しているLINEが紹介されていました。
トゲトゲWWW
確かに。
母は何故かサンタクロースの絵文字を使います。
何故サンタクロース??
☆☆☆☆☆
藤森照信氏は1946年長野県生まれ。
近代建築(明治以降だそうです)、都市史研究の第一人者です。
山口晃氏は1969年東京都生まれ。
日本画家。
“油絵具という材料と技法で日本の伝統に挑戦する”がテーマだそうです。
昨日も書きましたが山口晃さん、とても好きな画家です。
各回、山口画伯の4コマ漫画が掲載されています。
改めて山口先生達筆です・・・と思いました。
☆☆☆☆☆
山口画伯の何が良いって、メカがとても格好いい!!のです。
エルメスのスカーフの絵柄にもなっていますが、馬バイクなんてとても素敵です。
(2012年のエルメスで行われた展覧会も素敵でした。電柱が印象的でした)
武将の姿も美しく、どんなお方?と思ったらご本人もとても格好いい。
(絵って作者を反映しますよね・・・。作者と似ている場合が多い・・・)
(男女問わず)大変もてる方なのでは?と思います。
表紙の左下が山口先生なのですが、イラストの通りお髭を生やしています。
若若しいので、おそらくお髭がないと学生と間違えられてしまうから?と推測しております。
最近は白髪となり渋さが増しています。素敵。
美味しい物もお好きのようなので、ますます好きになりました。
(注:奥様がいらっしゃいます)
いつか作品を手に入れたいと思っていたら、あっという間に人気作家となってしまいました。
原画は当然、版画ですらこのお値段ですか・・・という状態です。
いつの日か作品を手に入れる機会はやってくるのでしょうか・・・。
(ボーナスを貯めておくか・・・)
☆☆☆☆☆
本作で「蝶の道」という言葉が登場します。
手塚治虫先生は蝶達がフェロモンを追っていると説明されていたのを思い出しました(手塚治さんは虫が大好きで、子どもの頃の昆虫の模写は流石プロになる方!という出来映えです。生家の近くの森に蝶の道があったそうです)。
☆☆☆☆☆
コロナが開けたら、紹介されている建物を訪れようと思います。
☆☆☆☆☆
皆さまの明日も良い一日になりますように!!