いろいろ
NHK出版
1,980円(税込)
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書き下ろしエッセイです。
写真も沢山掲載されています。
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上白石萌音さんは女優です。
11月1日から放映されるNHKの朝の連続テレビ小説、『カムカム・エブリバディ』ではヒロインの安子を演じます。
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10/2に放送された妹の上白石萌歌さんのラジオを番組(LAVEFAV ゲストは俳優の勝地涼さんでした)を聴き、本書が紹介されていたので手にしました。
妹さんの上白石萌歌さんのラジオでの言葉も素敵なのですが、お姉さんの萌音さんの文章もとても素敵です。
そしてとても読みやすいです。
エッセイを読んで、ご両親を初め、祖父母、事務所の方々など素敵な大人たちに囲まれているのだろうなぁ・・・と改めて思いました。
事務所は東宝芸能。
老舗!!大手!!
素晴らしい方々が沢山お勤めしている事務所なのでしょう。
上白石萌音さんと萌歌さん、写真ではとても似ているので、判断がつくか自信がない・・・
のですが、声はラジオを聴いているので判断できると思います。
お二人とも素敵な歌声です。
萌音さんの歌声のほうが萌歌さんよりも高音だと思います。
萌歌さんはとても優しい声です。
本当に素敵な姉妹です。
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姉妹二人で同じお仕事をしているというのはとても心強いと思います。
ご両親と離れ、東京で姉妹で暮らしています(萌音さんは撮影のためしばらく大阪暮らしです)。
一人ではなく、姉妹で暮らしているというのはご両親も安心でしょう。
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エッセイのタイトルはすべて動詞になっています。
ラジオで萌歌さんは「灯す」「駄弁る」「参る」が印象に残ったと話をしていました。
「駄弁る」(だべる)では
“萌歌としか話せない話がある。親友にも、先輩にも、両親にさえも話せない話が。”
という一文がとても印象に残りました。
ストレスが多いお仕事だと思うので、吐き出し、共有する事が出来る人が身近にいるのはとても良い環境だと思います。
(昨日の緒方恵美さんの本を読んだ後に本書を読んだので、特にそう思ったのでした)
「参る」は・・・。
エッセイでは全くふられていませんが、インターネットで検索したときにトップで出てくる言葉・・・うら若き乙女、まして女優、傷つくと思います・・・。
直接的には語らない、ネガティブな事は書かない、奥ゆかしさが素晴らしい。
内面の美しさや歌やダンスの才能は色あせませんから、年を重ねるにつれて、外見に関する評価は変わっていくと思います。
見られていく事で女性はどんどん美しくなっていきますし!!
上白石姉妹は可愛い姉妹だと思います。
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個人的には「降る」というエッセイが好きです。
“雨のそぼ降る夜道““今朝おろしたおしゃれな傘がボツボツ鳴って、「いい音だな」と思う。““しっとりとした空気をいっぱい吸う。“などなど・・・。
音とか香りとか、雰囲気とか気持ちとか。
目に見えないものが文章から伝わってくるなんて凄いと思いました。
雨の日が素敵に感じます。
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本がとても好きと言う事がとても伝わってきました。
「めくる」という本に関するエッセイもとても良いです。
予想していた通り、本書はとても凝った作りになっています。
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若干23歳についてこの文才。
今後も書籍の出版をされていくことでしょう。
良い本を読みました。
さらりと読む事が出来るので何度も読み返したくなります。
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ブログを書いた後、読み返して推敲したほうが良いなぁ・・・と反省しました。
後から読み返して、あ!間違えている!!(誤字)ということもしばしばです。
何事も慌てずに時間をかけると言う事が大切なのですね。
心がけます。
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皆さまの明日も良い一日になりますように!!