本当に必要なものだけに囲まれる、
上質な暮らし
田村昌紀
1600円(税別)
田村昌紀さんはライフスタイルショップ「センプレ」の代表取締役会長です。
ショップ名はイタリア語の「日常性」に由来するそうです。
センプレに込められた意味は上記の裏表紙の帯をご覧下さい。
母親は子供服のファミリアの創業者の一人だそうです。
というような背景は全く知らず、表紙と裏表紙が素敵なので購入しました。
☆☆☆☆☆
ファミリア!
神戸の方はとても馴染みがあるブランドだと思いますが、出産祝い等の贈り物で利用します。
お稽古バッグも可愛いです。
皇室御用達だそうです。
お受験衣装のイメージもあります。
☆☆☆☆☆
コロナ禍で生活を見直し、生活に時間をかける方が増えたと思います。
“本当に必要なものだけで部屋を満たせば、暮らしは上質になっていく”
(“”部分は本文より引用)
必要なもの、好きなものに囲まれて暮らす幸せ!
好きなものは丁寧に接しますし、暮らしが丁寧になっていくもの。
“優美で品格のある生活は「お金」からは生まれない”
お金があるから上質な暮らしが出来るというものではなく、日々を大切に思い、丁寧に暮らすことで暮らしが上質になっていくのだと思います。
☆☆☆☆☆
・・・センプレの店舗があるのは青山。
青山を歩いている方々は素敵な方々で、今住んでいる街の格好で気軽に行くと、「しまった!もう少し綺麗な格好をしていくるんだった!(苦笑)」を思ってしまう街です。
学生の街でもあるけれども、やはり大人な街の印象があります。
ダウンやジャンパーで気軽に歩く事が出来、地に足ついた堅実な街が自分にあっていると思うので、今の生活にとても満足していますが、おしゃれな街に住むとやはりセンスが磨かれていくのかな、と思います。
本書にも記載されていますが
“日本の街は、どこを見ても小さい建物が無計画に乱立している。(中略)圧倒的に良い建築と、建築家は日本にいないんじゃないかと思うくらいの建物の差が激しい。時間や物に対する感覚みたいなものが、これでいいのかなと、僕は不安になってしまう。”
確かに日本は自由気ままに建物が建っています。
災害が多く、建物は壊れる物、という意識もあるのでしょうが、今の住まい周辺を見ても本当にバラバラの状態です(苦笑)。
本書では青山のショップではなく、駒沢大学駅の住宅街にある住宅兼ショールームを中心に、上質な暮らしについて語られています。
☆☆☆☆☆
自分も椅子が好きなので、引越して清水の舞台から飛び降りるように・・・エイヤッ!と勢いをつけ、とても心地の良い椅子を購入しました。
座るたびに、にこやかになってしまう(アヤシイヒトですね・・・)、見るだけでも嬉しい、購入して良かったと心から思う椅子です。
本書でも沢山の椅子が紹介されています。
モノひとつで心が満たされるのですから、本当に必要だと感じるものに囲まれる暮らしは必然上質な暮らしと変わっていくのでしょう。
以前紹介した本で紹介されている方のような暮らしがしたい・・・
いつか願いを叶えたいと思います!
☆☆☆☆☆
本書を読んで我が暮らしを改めて反省しました。
・・・モノが増えてきているので片づけよう・・・(あぁ、何度この言葉を繰り返しているか・・・)。
丁寧に暮らそう・・・。
上質な暮らしは日々の暮らしをコツコツと積み上げていくことが大切なのだな、と改めて感じました。
☆☆☆☆☆
皆さまの明日も良い一日になりますように!!