幸せ感じる☆日々の暮らし

日々の暮らしを綴っています。好きなものは繋がっていく・・・。良いな、と思う物をご紹介しています。プロモーションなし。今日も明日も良い一日になりますように。

【951】ジョン王(読書感想文257)

ジョン王

1800円

舞台のパンフレットです。

『ジョン王』の原作はシェイクスピアです。

 

ジョン王は英国史上最も悪評の高いイングランド王です。

 

彼の名を継ぐ王が誰もいないことからも英国で人気がないことが分かります。

 

本作品、上演時は人気があったそうですが、現在は上演される事がなくなりつつあり、シェイクスピアの作品の中でも知られていないものとなっています。

 

駄作とも言われている・・・現代では面白くない戯曲を、吉田鋼太郎さんとスタッフ、キャストが力を合わせ、面白い作品に仕上げています。

 

パフレットは写真もインタビューも満載です。

 

紙媒体のパンフレット、オンライン販売では完売になっています

(電子版はまだ購入可能です)。

 

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彩の国シェイクスピアシリーズは1998年埼玉県出身である舞台芸術蜷川幸雄氏のもとで、ジェイクスピアの全37戯曲を上演するということでスタートしました。

 

蜷川幸雄氏の体調悪化、また出演者を変えた重複上演などもあり、当初の予定を大幅に超えました(当初は13年で終了する計画でした)。

 

2016年5月に蜷川幸雄氏が他界したため、第33回『アテネのタイモン』より、吉田鋼太郎氏を芸術監督とし、第37回のシリーズ完結を迎えることになりました。

 

『ジョン王』は2020年6月に彩の国シェイクスピアシリーズ第36弾として上演される予定だったのですが、コロナの緊急事態宣言で上演中止となりました。

 

2021年5月に第37弾『終わりよければすべてよし』でシリーズ完結となったのですが、『ジョン王』が上演されていないことから、今回再度上演となりました。

 

2020年、チケットを準備していました。

コロナで反故になってしまいました。

あの頃、チケットを手に入れたものの、中止となったものが沢山あったなぁ、としみじみと思い出しました。

 

昨年12月の東京公演はバタバタしていてチケットを購入しなかったので、今回最後の埼玉公演で鑑賞してきました。

フライヤー。
2月24日(金)が千秋楽でした。

舞台が出来るようになったとはいうものの、コロナ禍は終わっておらず、2022年の12月の東京~2023年2月の埼玉公演が終わるまでに上演中止やキャスト変更などが何度もあったそうです。

 

25年かけてグランドフィナーレです!!

 

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今回はオールメールシリーズも踏襲しています。

キャストは皆さん男性です。

配役表。

当初ジョン王役だった横田栄司さんは心身の不調のため降板されました。

 

大河ドラマ和田義盛役で好演されていました。

 

大河ドラマ撮影終了後の舞台も降板されていました。

 

回復をお祈りしています。

 

と言う事で主演の小栗旬さんも大河ドラマの撮影終了後10日間後には本舞台稽古に参加されたそうです。

 

気持ちの切り替えが・・・。

 

俳優業・・・身を削るお仕事です。

 

仕事があってもなくても本当に大変なお仕事。

 

プロの世界は厳しい・・・。

 

吉田鋼太郎さんは舞台監督、演出だけでなく、東京公演でフランス王を演じてからの名古屋からジョン王でした(凄すぎます・・・)。

 

 

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千秋楽はオンライン配信もされました。

 

生配信と、アーカイブ配信。

 

3/2まで期間限定の配信です。

 

オンライン画面より。
3月2日まで楽しむことができます。

舞台好きの方は、毎回違うので楽しいとおっしゃるので、今回オンライン配信も鑑賞しました。

 

確かに違います。

 

吉田鋼太郎さん・・・自由すぎる・・・。本当に動きが違う・・・。

 

そして某役者さんの初見の時の「間」は・・・(不自然な間が2回あり、)台詞が飛んでしまったのではないか・・・?と思っていたのですが・・・どうやら・・・初見の際には台詞が飛んだか・・・アクシデントがあったようです(映像で残るのはキツいですね・・・千秋楽はスムーズでした)。

 

ダブルキャストのアーサーは生舞台とは違う方だったので得した気分になりました(カーテンコールには2人とも登場していました)。

 

オールメールシリーズ、男性だけの舞台ですが、部活のノリで楽しいそうです。

 

女方の所作の美しさに惚れ惚れしました。

 

カーテンコールでは蜷川実花さん撮影で彩の国シェイクスピアシリーズ恒例の蜷川幸雄さんの写真がどーん!と登場しました。

 

蜷川幸雄さんも観ていらっしゃったのではないでしょうか。

 

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それにしても人間の目は不思議です。

 

舞台を観ている際は無意識に視野を狭めたり大きくしています。

(オペラグラスも使っているので、オンラインと同様、大きく見えている点も違うかもしれません)。

オンラインとは全然違う印象になります。

 

生の良さはもちろん!言うまでもないのですが、劇場に行けない身で楽しむことができるオンライン配信、とてもありがたいです。

 

オンラインは特典映像としてアフタートークも鑑賞する事が出来ます。

 

オンラインは自分の好きな時間自宅で鑑賞する事が出来る事、大きな画面で見ることが出来るのが良いです。

 

演出するって大変ですね。

 

色々な批評を受けるのですね・・・。

 

涙そうそう』とか突然歌い出すとか、演者の方々も???!!!と思いながら取り組まれていることが分かりました(苦笑)。

 

蜷川さんと比較されるのですから・・・プレッシャーは相当ですね・・・(引き継がれた時から既に別物だと思って鑑賞しています)。

 

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舞台と配信、たっぷり楽しませていただきました。

 

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皆さまの明日も良い一日になりますように!!