世界のビジネスエリートは知っている
教養としてのコーヒー
井崎英典
1760円(税込)
井崎英典さんは第15代ワールド・バリスタ・チャンピオンです。
その大会では以降日本人のチャンピオンは選ばれていないそうです。
バリスタの大会を映像で見た事があります。
コーヒーを美味しく淹れるだけでなく、プレゼンがとても重要だと感じました。
(静かにコーヒーを淹れる)シャイな日本人は戸惑うだろうなぁ・・・と思った記憶があります。
17歳から日本のバリスタチャンピオン大会に出場し、24歳で世界チャンピオンになります。
若くして、世界チャンピオンに。
凄い経歴です。
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世界のビジネスエリートは知っている・・・
タイトルを見るとちょっと躊躇してしまいますが、サクサク読む事が出来ます。
コーヒー全体の入門書のような一冊ですが、とても分かりやすいです。
コーヒーとイスラム教の関係も知りませんでしたし、中毒性がある嗜好品と言われれば・・・確かにその通り・・・。
コーヒーが苦手だったのにいつの間にかなくてはならない存在になっています。
テロワール(栽培領域の特性)に関する記述はワインと共通するなーぁと思いながら(下戸なのですが・・・)読み進めました。
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コーヒーの教養が身につくだけでなく、巻末に美味しいコーヒーの入れ方の紹介があります。
真似て淹れてみたらとても美味しいコーヒーが出来上りました。
ちょっとしたコツなのですが、目から鱗です。
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最近マクドナルトのコーヒーよりもセブンカフェが美味しいなぁ、と感じるようになったのでセブンカフェを利用するようになりました。
コーヒー単体で楽しむ場合と、フードペアリングとでは求めるコーヒーが違うと言う事もよく分かりました。
因みにマクドナルドのコーヒーを2018年に監修されています。
(ちょうどその時期はマクドナルドを利用していました)
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どんなにすごい自動マシンが出来ても、人の手で淹れるハンドドリップコーヒー店はなくならないと思います。
日本人と禅との関係ではないですが、プロがコーヒーを淹れる姿はコーヒー道とも呼べる領域で、価値があるものだと感じています。
人が淹れるからこその美味しさがコーヒーに加わるのだと思います。
料理と同じく、誰かがつくってくれるものは美味しい。
誰かが淹れてくれるコーヒーは美味しい。
(「主人はコーヒー淹れるの上手なの、美味しいわ」とご主人に淹れていただいたコーヒーを美味しそうに飲む奥方の顔←何時代?が思い浮かびました・・・)
以前読んだ大坊勝次さんも紹介されていました。
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明日から淹れるコーヒーが美味しくなりそうです。
(ベースは水の美味しさ、だそうです。
やはり水はだいじなのですね•••)
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皆さまの明日も良い一日になりますように!!