マティス展
完全ガイドブック
朝日新聞出版
1500円(税別)
完全ガイドブックということで展覧会で展示されている絵の解説はもちろん、ナゾの妄想芸術家トークや往復書簡も掲載され(苦笑)読みごたえたっぷりです。
マティス夫人の肖像、奥様が絵を見た瞬間、悲鳴を上げたというのは本当かな・・・?
(でも確かに・・・冷たい感じの絵です・・・)
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20年ぶり
待望の大回顧展!!
マティス展
2023年4月27日(木)~8月20日(日)
休館日:月曜日、7月18日(火)
開室時間:9:30~17:30、金曜日は20:00まで
会場:東京都美術館 企画展示室
・・・東日本大震災後、原発が水素爆発を起こし、空港までの道のりが封鎖状態だったのですが、奇跡的に飛行機に乗る事ができ、予定通りパリに向かったのでした。
5日間であっという間でしたが、パリではたっぷり美術館を楽しみました。
(観光用のお得な出入り自由のチケットを購入しましたので)
ルーブルは毎日通い、ちょこちょこと見学。
貸切り状態になった部屋も沢山ありました。
パリではマティスの巨大壁画〈未完成のダンス〉を見ているのですが、記憶って曖昧、勝手につくりかえてしまうんだなぁ・・・と(色も形の記憶も違う・・・)、写真を見ながらしみじみとしてしまいました。
印象に残っている絵と実際の絵が違う•••。
マティスはモデルの目の前で描くのではなく、自分の中で熟してから絵を描いたという方なので(何十年も経てから描いた絵もあるそうです)、それでいいんだよ、とおっしゃっていただけそうです。
☆☆☆☆☆
ということで、東京散歩は東京都美術館です。
礼拝堂も素敵です。
(なぜか国立新美術館に行くつもりになっており、デジタルチケットを見てあれ?上野??と当日気づきました。)
20年ぶり
待望の大回顧展!!
マティス展
2023年4月27日~8月20日
平日に行ったのですが、混雑していました。
学生だけでなく、65歳以上の方は割引きになることもあり、高齢者の方も多かったです。(受付で年齢確認されている方が多かった・・・)
休日はもっと混んでいることでしょう。
音声ガイドは上白石萌歌さん。耳福。
(上白石萌音さんは東京国立博物館の古代メキシコ展で音声ガイドをされています。
どちらが姉だったか妹だたか分からなくなる姉妹・・・。
萌歌さんは妹さんでした・・・。
このブログを書くまでお姉さんだと思っていた・・・。
声違うはずなんだけれども、やはり似ているのかなぁ・・・。)
写真撮影OKの部屋がありましたので、少しご紹介します。
混雑していましたが、人の波があり、時折、絵と1対1で向かいあう事が出来る余裕もありました。
マティスは金魚鉢とか可愛い絵のイメージがありました。
切り紙絵!あの絵は切り絵だったのか!
と、この展示を見て知りました。
マティスの事何も知らなかったなぁ・・・と言う事を今回の展覧会を見て認識しました。
マティスは1969年12月31日、ベルギーの国境に近い北フランスのル・カトー=カンブレジという小さな街に生まれます。
両親は雑貨全般を扱うお店を経営しており、19歳の時に法律事務所で見習いとして働く傍ら、美術学校にも通います。
20歳の時に盲腸炎で1年療養していた際に母親から油絵の具を与えられていることから、家計に余裕がある家庭で育ったようです。
売れない時代が10年以上続きましたが、パトロンや画商の支えを得ることが出来るようになり、84歳まで作品を生み続けました。
生涯にわたってライバルと言われるマティスとピカソは正反対の性格でしたが、ライバル関係から次第に友情をはぐくみ、文通をしたり、二人展をしたり、マティスがなくなるまでの50年間互いに刺激を与え合いながら成長していきました。
ピカソは「マティスは魔術師だ。この色彩はまさしく超自然ではないか」と賛辞の言葉を贈っています。
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お楽しみの物販です。
額付きのポストカードも販売されていたのですが、素敵な組み合わせ!と思ったものは売れてしまっていました。
ポストカード用の紙のフレームも販売されており、フレームによって見え方が変わります。
組み合わせをあれこれ試している方が多かったです。
ポストカードを買い込み・・・本を買い・・・
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たっぷり堪能しました。
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ベニシアさんの訃報情報がありました。
病を患ってから日常生活も大変そうな様子が伝わってきましたが、とても残念です。
京都大原での生活、とても素敵でした。
ブログでデザインを使わせていただいているのですが、使用できなくなってしまう日がくるのかな•••。
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皆さまの明日も良い一日になりますように!!