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昨日ご紹介した三國清三さんの著書。
三國清三さんは北海道、増毛出身です。
増毛はかつてニシン漁が盛んだった地域で、鰊で潤った街だったそうです。
産卵のために鰊の大群が浜に押し寄せました。
網元たちの立派な屋敷は鰊御殿と呼ばれていました。
少しずつ大群が来なくなり、三國さんが生まれた頃には鰊は捕れなくなっていました。
三國さんの父親は網元の生まれだったそうです。
大人になってから分かったことなのですが、鰊が捕れなくなり、闇取引に手を出し、家屋敷を手放し、大きな借金を抱えました。
借金の返済があったことから食べる事で精一杯の暮らしを長い間されていたようです。
三國さんは学校(義務教育です・・・)も満足に行かず、手漕ぎ船で漁をする父親の手伝いをし、小学校高学年になると一斗缶を背負い、朝6時半の汽車に乗り、魚市場へ売りに行くという、貧しい少年時代を過ごしています。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機。
三種の神器と呼ばれた家電製品が普及し始めた時代、便利な道具とは無縁だった、江戸時代と変わらなかった・・・ということからも、日々の暮らしで精一杯だった貧しい生活ぶりが分かります。
子供の世界は狭く、目の前にある環境、目の前の生活が全てです。
小学生の頃は大きな疑問を感じることもなく、黙々と手伝いをする日々でした。
ある時、数が少なくせりにかけられない事があり、料理屋で売ることを覚えます。
その時にはまさか自分が料理人になるとは考えていなかったそうですが、雪まみれでたどり着いた温かな厨房は別世界で、その時に料理人という職業を初めて意識したそうです。
それからどうやって世界に繋がり、一流の料理人になっていったのかは•••書籍を読んでください。
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ということで、半額の数の子を見て、三國さんの著書を思い出してしまったのでした。
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数の子は鰊の魚卵、卵巣です。
今回購入した前浜産(北海道石狩市)の数の子、そのまま食べてもとても美味しかったです。
さすが・・・高級品。
クリームチーズも和えても美味しいとのことだったので試してみました。
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【材料】
・数の子 一本
・クリームチーズ 18g 2個
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【1】クリームチーズは常温に出しておき、柔らかくなったものを使う。
少し苦味が出てしまいました。
そのままのほうが好きだなぁ・・・。
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皆さまの明日も良い一日になりますように!!