幸せ感じる☆日々の暮らし

日々の暮らしを綴っています。好きなものは繋がっていく・・・。良いな、と思う物をご紹介しています。プロモーションなし。今日も明日も良い一日になりますように。

【1133】エルマーのぼうけん展(読書感想文306)/東京散歩 エルマーのぼうけん②(@立川 PLAY! MUSEUM)

エルマーのぼうけん展

ブルーシープ

2420円(税込)

図録です。

昨日のエルマーのぼうけん展の続きです。

 

manana55.hatenablog.com

 

ハードカバーの素敵な図録です。

 

読み応えがあります。

 

日本では初めての展覧会だそうです。

 

1948年当時はまだカラー印刷の技術が進んでおらず、表紙のカラー印刷は印刷の版を重ねたそうです。当時の様子なども掲載されています。

 

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読書をしていた時に大勘違いしていたのが、作者、作者と挿絵者の関係です。

 

展覧会にはたくさんの写真が飾られていました。

 

写真は『エルマーのぼうけん』展より。

この写真を撮影した際、
本人も想像していなかったと思いますが、
なんと・・・7人の姉妹の母親になります。

なんと・・・作者は女性!!

 

科学者で医学研究所に勤務していたという紹介文がら男性だと思っていたのでした・・・。

 

ガネットは女性のお名前でしたか・・・。

 

・・・話が変わるのですが、ラジオで耳にしたお話。

 

海外の小説を読んでいて、名前で性別を判断している事に気づいた、と。

 

アメリカ人の性別は名前なんとなく分かるけれども、他国では男性だか女性だか分からず、翻訳の話言葉で性別を識別しようとしてもよく分からず・・・。

 

はっきり性別が分かった時はそうだったのか!となる・・・、というお話だったのですが、アメリカ人でも性別分からなかったです・・・。

 

子どもの頃読んでいたら、ずっと男性作家だと思っているところでした。

数週間の勘違いで、間違いに気づきました・・・。

 

『エルマーのぼうけん』展より

ガネットがお名前でした。

『エルマーのぼうけん』のエルマーってやさしい雰囲気だな・・・と思っていたのですが、それは挿絵の効果だけでなく、作者が女性だったからなのですね・・・。

 

エルマーの行動を見てみると、男の子ではなく、女の子でも不思議では無いのですが、作者が女性と分かって腑に落ちました。

 

自分自身でやりたかったことをエルマーにやってもらった、そうです。

 

ライオンのたてがみを三つ編みにしよう、なんてなかなか思いつきません。

可愛いリボンつきです。

 

・・・男の子と女の子の冒険でも面白かったかもしれません。

 

ゲド戦記は女性が書いてるな!と読みながら分かったのですが、本作は著書紹介にひっぱられて全く気づきませんでした・・・。完全にバイアスがかかってました・・・。)

 

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そしてもう一つの勘違い。

 

挿絵を描いた義母は配偶者の母親だと思っていたのですが、継母!でした。

 

実母はキャリアウーマンとして、女性の社会進出に貢献したひとり。

 

男性と同じように仕事をしていくには、転居を伴う仕事もあり、離婚という道を選ばざるを得なかったようです。

 

父親と再婚した女性が挿絵を描いたルース・クリスマン・ガネットだったのでした。

 

↓こちらは挿絵を描いたルース・クリスマン・ガネットの解説です。

なるほど~!
絵を通して継息子・継娘とコミュニケーションを図ったのですね!

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研究所に勤務していたのにスキー場でアルバイト??と、とても疑問に思っていたのですが、こちらは図録で解決しました。

 

研究所は数ヶ月で退職し(よほど嫌な事があったのでしょう・・・)、その後はアルバイトをしていたそうです。

 

スキーロッジでメイドのアルバイトをする事になっていたのですが、その年は雪が降らず雨が多くて、退屈しのぎに物語を書き始めたそうです(スキー場で物語を書くだなんてインドア派な行動・・・と思っていたのですが、インストラクターではなくメイドのアルバイトでしたか・・・)。

 

それが『エルマーのぼうけん』誕生の瞬間でした。

 

(お話づくりは上記の解説に記載されているとおり。

 

幼少期に遡り、3歳の時に入った幼稚園の学びの中心がお話づくりとブロック遊びだった事から、身近な事だったようです。

 

両親が記者だった、と言う事も文章を書くことに抵抗がなく、物語をつくった作者に影響を与えているのではないかな、と思います。

 

父親が児童文学担当だったという事も出版の経緯に大きな影響を与えていることでしょう)。

 

冒頭を書いた後、雪が降り、アルバイトに専念する事になり、一時中断。

 

アルバイトが終わってから別荘で執筆されたそうです。

 

その後後日夫となる恋人の勧めで継母に挿絵を依頼する事になり・・・

 

上記の解説にあるとおり、家族総出で『エルマーのぼうけん』が生み出されました。

 

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ルース・スタイルス・ガネットさんは1923年8月生まれ、今年なんと100歳!です。

 

日本にも何度か訪れているようです。

 

今回この猛暑と100歳という年齢を考えるとさすがに来日は難しかったようです・・・。

 

図録はたくさんの絵が掲載されていますし、巻末の前沢明枝さんのコラムも読み応えがあります。

 

図録を購入して良かったです。

 

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さてお楽しみの物販です。

 

フリマアプリで高額転売されています・・・。

今回のグッズは人気で、売り切れが多数ある状態でした。

 

シックな雰囲気で大人も使えるグッズが多数、わくわくする物販でした。

エルマーくし 1100円、刺繍ブローチ03 990円。

 

ぼうけんノート赤 990円
ポストカードセット エルマーのぼうけん
1650円

 

16匹のりゅうグラスA 2200円
ぼうけんサイダー 400円

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PLAY!CAFE

コラボメニューがたくさん!!

 

メニューの表紙もエルマーのぼうけんです。

 

デザートも豊富です。

 

写真には写っていませんが、
おこさまドリンクもあります。

 

ボリスのオムトマトハヤシ 1680円
ライオンラテ HOT 660円

オムトマトハヤシはナゲットが2つついていて
ボリュームがあります。

 

衝撃的なシーン(笑)
エルマー器用(笑)
刺繍ブローチも購入してしまいました。

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帰り道。

 

上は多摩線モノレールが走っています。
駅方面、お祭りの準備をしています。

今週夏祭りだった地域が多いようです。

 

帰宅して商店街を歩いてみたら祭り囃子の音が聞こえていました。

 

とても良い展覧会でした。

 

散財しました~☆旅をした気分です。

 

地元にこんな素敵な美術館があるちびっこたちが羨ましい!です。

アルバイトを募集していたので、学生だったら間違いなくアルバイトをしていたなぁ。

素敵な美術館です。

 

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皆さまの明日も良い一日になりますように!!