マイヤ・イソラと旅する手帖
kinologue books
1500円(税別)
本書は映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』のパンフレットとして刊行されました。
クリエイターの方々は本などからインプットをしていくと伺ったのですが、マイヤ・イソラは旅から創作のヒントを得ていったそうです。
話がそれてしまいますが・・・
2013年のマイヤ・イソラの娘のクリスティーナ・イソラの盗作報道は衝撃を受けました。マリメッコはクリスティーナの協力関係を解約します。
偉大な母親の後を継ぐというのはとても大変で相当なプレッシャーを感じる事でしょう。しかし、盗作は許されません。
母親と共作という形で作品を生み出していましたが、2001年母親のマイヤ・イソラが亡くなり、インスピレーションを得てから自分の作品に昇華させる事がとても難しかったのでしょう(ちなみに盗作作品は2007年に制作されたもの)。
現在クリスティーナ・イソラは親親マイヤの故郷リーヒマリで暮らしています。
現在は孫のエンマ・イソラがデザイナーとしてマリメッコのチームに参加しています。
☆☆☆☆☆
ドキュメンタリー映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』を鑑賞しました。
チケット番号とパスワードを入力して鑑賞します。
・・・旅というか・・・本当に恋多き女性です。
最後のほうは誰が誰だか分からなくなりました(苦笑)。
葉書や手紙、日記の朗読と娘クリスティーナ・イソラの回想、そして写真や作品、映像が時系列に紹介されていきます。
19歳で娘、クリスティーナ・イソラを出産後、娘を母親に預け、大学に通います。
結婚、離婚を繰り返し・・・あちらこちらを旅して暮らす・・・。
トーベ・ヤンソンも登場します。
同じフィンランド出身、交流があったのですね。
トーベ・ヤンソンの映画を観たのですが、衝撃的でした・・・。
ムーミンの世界を想像していたら全然違いました。
しかし、ムーミンの哲学的な世界感の秘密を知る事が出来ました。
深い・・・。
☆☆☆☆☆
生活の中にアートがあるのはとても素敵です。
マイヤ・イソラがデザインした布、愛用しています。
映画を観ながら、この作品もマイヤのデザイン・・・!?と驚くほど、作品のバラエティが豊富です。
流石、プロ。作品数多いです。
芸術の秋です。
美術館に足を運ぼうと思います。
☆☆☆☆☆
皆さまの明日も良い一日になりますように!!