イッタラ展
今日のブログは東京散歩から始めます。
10月15日(土)の「新美の巨人たち」はイッタラの北欧デザインの魅力について放送されました。
チケットを安く手に入れる事が出来、行こうと考えていたところだったので、30分間の番組があっという間でした。
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イッタラ展
2022年9月17日~11月10日まで
入館料
一般:1700円 大学・高校生:1000円 中学・小学生:700円
オンライン事前予約可能
予約なしでも入館出来ます
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ガラス製品で有名なイッタラですが、ロシアとの戦いの歴史が大きな影響を与えています。
「新美の巨人たち」でもロシアとの戦いが与えたフィンランドへの影響について伝えていました。
1741年から1743年のスウェーデン・ロシア戦争でロシアがフィンランドを占領します。
自国のことばが禁止されロシア語を話す日々。
フィンランドの文化・歴史・芸術を忘れてはいけないと、芸術家たちも動きます。
1917年の独立は待ちに待ったとても喜ばしい日となったことでしょう。
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ロシアとの戦いと言えば・・・
何度かフィンランドの旅の思い出話で登場していますが・・・
フィンランドに旅行に行った際、お隣タリンの一日観光でオランダ人とフィンランド人のご夫婦と一緒になりました。
その際、ロシア人が攻めてきて親戚一同散り散りになり、二度と会えなくなってしまった人もいる、という話を伺いました。
(余談になりますがその後フィンランドのヘルシンキのハカニエミマーケットホールで偶然の再開!!
ご縁がある方とは繋がるのですね・・・)
人々の記憶にはまだ鮮明に残っているロシアとの戦い。
ロシアはフィンランドのお隣の国。
陸続きになっていますから簡単に攻め入る事が出来ます。
今回のウクライナ侵攻で、ロシアの動きが注目されていますが、北欧の国も動きました。
過去何度も攻められてきているのですから当然です。
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イッタラのお話に戻ります。
イッタラにはフィンランドの有名な建築家アルヴァ・アアルト(1898-1976)、デザイナーのカイ・フランク(1911-1989)などフィンランドデザインの発展を牽引したデザイナーが商品デザイン開発に参加しています。
彼らは沢山の作品を残し、廃盤品もありますが、現在も販売が続いています。
他にもデザイナーの経歴とともに作品が展示されていました。
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オイバ・トッカ(1931-2019)のバードは写真撮影可能だったので掲載します。
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お楽しみの物販です。
今回はTVで事前予習をしていたこともあり、図録は購入せずスルー・・・。
購入してしまいました。
1937年に発売された「クリア1937」の復刻版です。
棚に入れて、飾っています。
13200円(税込)。
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デザインのひきだし
グラフィック社
2200円(税込)
向かいのBookshop NADiff modernにて購入しました。
書籍表紙には用いないふわふわの不織布を使っています。
仮表紙をつけて製本した後に、両面テープで手貼りをしているそうです。
どうしても不織布成形にした表紙にしたかった実験品であることがお断りされています。
表紙をつくるために使用した金型も掲載されています。
ページの半ばには表紙をつくる過程も紹介されています。
静岡の会社で作成されました。
手間がかかっています。
検品作業は作業服姿も厳重。
ペラペラとめくるだけでも楽しい一冊です。
ブックデザイナー名久井直子さんのインタビューも掲載されています。
『大長編ドラえもん』シリーズの装幀、豪華なつくりでとても素敵です。
全冊、天金加工がされているそうです。
↓この本にも天金加工がされていました。側面がキラキラです。
ドラえもんは17冊で48000円!!
数量限定受注生産だそうです。
紙の本がどんどん豪華になっていきます・・・。
名久井直子さんとヒグチユウコさんはとても仲が良い印象があります。
表紙のインパクト大な「ひとつめちゃん」はヒグチユウコさんが描くキャラクターです。
ヒグチユウコさんの絵本。
パッケージで使用される、箱や缶、テープなども紹介されています。
お菓子の箱、缶を選ぶ時に、「こんな箱も出来ますよ」と紹介されてどんな箱にするか迷ってしまう、というインタビュー記事をインターネットで読んだことがあるのですが、その通り。
さまざまな種類が紹介されていて、こんなパッケージもあるのだ!!と目から鱗でした。
付録も豪華です。
会社の技術案内の様な意味もあるのでこの値段で販売出来るのでしょうか。
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可愛い北欧の食器、雑貨も販売されていました。
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皆さまの明日も良い一日になりますように!!