1970年のフランスのミュージカル映画です。
監督はジャック・ドゥミ。
原作はシャルル・ペロー作の「ロバの皮」。童話です。
王女役のカトリーヌ・ドヌープの美貌が光ります。当時27歳。
衣装も素敵です。舞台衣装のよう。
撮影現場の息づかいが伝わってくる映像です。
ジャンコクトーの「美女と野獣」のオマージュ作品でもあります。
映像作品ならではの魔法も素敵。
キラキラの光輝く演出も、今見ると新鮮。
ラストシーンがえぇぇ!?絵本の世界ではなかたの???という気分になりましたが、(王女がお城から馬車に乗って出ているときに空撮していて、無駄にお金使ってるな~‥と思いながら見ていましたが・・・。ラストまさか!でした)、全体的にファンタジー、大人たちが大真面目に作っている映画です。
ロバさん可愛そう•••ですが、恋は盲目(?)の変態王様も素敵ですし(褒めてます)、王子様のジャック・ペランもハンサムです(ディスニーの王子さまに不満足な子どもだっただけに、ベビーフェイスの王子様素敵です)。
妖精も美魔女。
自分は美しいお顔(←という事は、たいてい母親似の女性顔)が素敵と思うのかもしれない•••!?と、最近美形だなぁ、美しいなぁ、と思った方々を思い浮かべて改めて感じました。
☆☆☆☆☆
「ろばの皮」は、ラングの童話集、『はいいろの童話集』に含まれているようです。
ラングの童話集は小学校の図書館にありました。
全作品読みました。
タイトルも素敵でした。
子供心にお姫様素敵!(キラキラ)という気持ちで読んでいたのではなく、不条理だよな~、なんでいつも姉たちが悪者なのかな~(シンデレラパターン)、不思議な話だな~(つじつま合わない)、またこのパターンの話か、と、ちょっと冷静な斜め目線の読者でした。
川端康成さんが関わっていたという事を大人になってから知りました。
童話の世界とは結びつかなかったので驚きでした。
☆☆☆☆☆
フランス映画はオシャレです~。
お話の内容はともかく、綺麗なものを沢山見ました。満足。
☆☆☆☆☆
皆さまの明日も良い一日になりますように!!