幸せ感じる☆日々の暮らし

日々の暮らしを綴っています。好きなものは繋がっていく・・・。良いな、と思う物をご紹介しています。プロモーションなし。今日も明日も良い一日になりますように。

【929】かがみの狐城上・下 (読書感想文250)

かがみの狐城

辻村深月

ポプラ文庫

上・780円(税別)

下・780円(税別)

本屋大賞受賞作です。
12月23日からアニメ映画が上映されたので、
ダブルカバーになっています。
元々の絵も素敵です。

 

しおりなどオマケをいただきました。

角川映画

『読んでから見るか、見てから読むか』のキャッチコピーではないですが、映画の評判が良いので、原作を読んでみました。

 

さすが、本屋大賞受賞作。

読んで損なし!です。

 

一気に読んでしまいました。

 

辻村深月さんの作品、ジャケット買いで昨年読んだのですが・・・。

 

あえて手にとる作家さんではなく・・・だったのですが、本作ではサクサクと読む事が出来ました。

 

2018年に本屋大賞に選ばれています。

 

全国の書店、書店員から選ばれる賞です。

 

1位は映画化、アニメ化、舞台化、漫画化など小説だけにとどまらないメディア展開がされています。

 

☆☆☆☆☆

と言う事で、映画館に行って来ました。

 

2022年12月23日から公開されていますが、好評のため上映が続いています。

 

他の映画を見に行った際に、劇場の注意案内がかがみの狐城だったので、もともと気になっていた作品だったのです。

 

☆☆☆☆☆

原作を読んでいたので、冒頭から目がうるうるになりました。

 

最初に映像に違和感を覚えたのは、小説は頭の中で映像を浮かべながら読んでいるので、自身のイメージと映画の映像のギャップがあるからなのですよね~。

 

お城はもっと暗くて広いイメージでした(狐城じゃなくて古城・・・)。

 

あっという間に慣れて映画の世界に。

 

とても印象的だったのが、最初は騒がしかった映画館が(レイトショーだったのですがお子さまがいるのかな?と思ったくらいの騒がしさ。それなりに観客がいたのは流石都内)、中盤以降はしんと静まり、観客が集中して映画を観ていた事、です。

 

前半は少し退屈気味ですが、中盤から終盤にかけては怒濤の展開です。

 

1月20日以降はエンドロール後にスペシャル映像が流れています。

 

席をたたずに最後まで席にいることをお勧めします。

 

最後のことばにぐっときました。

 

感涙・・・。

 

映画の帰り、カップルがいたのですが、彼女さんのほうは映画の内容が理解出来ず???だったようです。

 

映画ではかなり分かりやすい映像、演出の補足があちらこちらにありましたが・・・原作を読んでからのほうが理解しやすいのかもしれません・・・(原作も謎に気づきやすくなっています)。

 

原作は上下巻ですので、映画の時間の問題で、エピソードを大幅に削除しなければならない作品ですが、原作を活かした、とても良い映画でした。

 

大人の評価がとても高い作品ですが、是非お子さま達にも観ていただきたいです。

 

子どもの頃に観て、大人になってから観たら、感動ポイントが変わるかもしれません。

 

オオカミさまは芦田愛菜さん。
高山みなみさんのコナン君も聴けます。

学校大好き!な子どもでしたが、多感な時期、色々難しいですよね・・・。

 

小学生の頃、順番にいじめるコがいたのですが、反応せず、冷静に対処をしていたらいつの間にかターゲットが変わっていました。

 

鈍感なのは幸せなのかもしれません。

 

学校が全てではないですから。

 

とはいうものの、子どもの世界は狭いので、手を差し伸べて視野を広げてくれる大人がいると良いですね。

 

読書も現実逃避の手段となるくらい、様々な世界を見ることが出来ます。

主人公が辛い目にあいすぎて、現実の方が良いなぁ、と思った事が何度あったことか•••。

 

どうやら厳しい世界があるらしいぞ、と本を通して感じていました。

 

☆☆☆☆☆

皆さまの明日も良い一日になりますように!!