『阿佐ヶ谷姉妹ののほほん二人暮らし』
600円(税別)。
阿佐ヶ谷を通る度に何故か阿佐ヶ谷姉妹・・・と言う言葉が頭をよぎります。
恐るべし!
阿佐ヶ谷姉妹!!
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幻冬舎のウェブサイトにて、交互にリレー形式でエッセイを書いたものが、本書のベースになっています。
阿佐ヶ谷姉妹の姉:渡辺江里子さんと妹:木村美穂さんが交互に登場する形式です。
渡辺江里子さんが、「はじめに」を書かれているのですが、その通り、本を開いたのは電車の中でした。
面白くてあっという間に読んでしまいました。
阿佐ヶ谷の中華調理店、「朝陽」のおじさんのお話など、ホロリとするエピソードも素敵です。
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遅咲きの芸人・・・と思っていたら、劇団東京乾電池研究所にて知り合った・・・という事は、お二人は俳優さんだったのですね。
コントは俳優でないと出来ないよなぁ~と常々感じていましたが、納得。
コント、とてもお上手で、面白いです。
帯を観て驚いたのですが、4・・・400代!?
おばさん(まぁ、確かに40代は立派なおばさんですが)売りをしていたので50代なのかと勝手に思っていました。
今の50代は、とてもお若いですし。
コントで華麗な動きを見せていましたが、なるほど40代、若いんだわ・・・!と思いました。
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TVで観た時には、既に姉妹はお隣同士で住んでいたので、もう少し早くこの本に出たっていたら、もっと番組を真剣に観たのに!!と思ったのですが、出版は最近なのですね。
令和2年2月に初版、6月に8版。
5万部を超えているそうです。
すごい人気!!
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木村美穂さんの小説も素敵ですし、渡辺江里子さんの作品は本格的な小説でした。
ドラマの脚本のよう。
渡辺えり子さんも脚本を書かれていますし、(渡辺えりさんに改名していた!!)、渡辺江里子さんも将来舞台の台本を書かれるかもしれませんね。
余談になりますが、渡辺江里子さんは国語の教師の資格をお持ち。
国語の教師にいそう!古典を教えていそう!
明治大学、中央線、阿佐ヶ谷住まい、なるほど~。
中央線は明治の附属校もあり、明治の名前をつけた学生も良く見かけます。
中央線沿線はサブカルチャーが多く、先日ウェブサイトでも記事を見かけました。
緑も多く、都心にも出やすくて住みやすく、良い方々が沢山住んでいそうです。
阿佐ヶ谷姉妹、本書で書かれた夢の通り、将来アパートを買い取り、皆さんで住まわれるのかな。
阿佐ヶ谷、高円寺あたりは駅近に戸建てもあり、本当に住みやすいと思います。
それにしても、東京都の最近の不動産高騰はすごいと思います・・・。
不動産のチラシを見る度に震えます・・・。
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阿佐ヶ谷の愛に溢れた一冊です。