ウズベキスタン日記
ー空想料理の故郷へ
新潮社
1400円(税別)
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武田百合子さんの『犬が星見た』を参考に、料理研究家の高山なおみさんが絵描きの友人川原真由美さんとウズベキスタンを16日間旅をした際の日記です。
本屋さんで探して読んでみようと思います。
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高山なおみさんは素敵な文章を書かれるのだなぁ、と今回の日記を読みながら感じました。
沢山の本を出版されているのも納得です。
ウズベキスタンには行った事がありませんが、文章を読んでいて情景が浮かび、寒い冬なのに熱さを感じました。
安心、安全な読書の旅です。
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料理研究家ということで料理の描写が多く、食べたい!気になる!!と思いました。
途中で「孫」と言う言葉が出てきて、「孫!?」筆者いくつですか??と思ったら後ほど年齢が出てきて、旅行時は52歳でした。
若若しい文章だったので(例えばガイドさんに対する愚痴が書かれているので)、若いお嬢さんの日記だと思いながら読んでいました。
(ガイドさんなので荷物は持たないでしょうし、女子特有のイライラの日なのかなぁ?何て思う位、女子!!な感情が書かれていました)
52歳という年齢を知り、驚きました。
日本の女性は若いというけれども・・・
ある程度の精神年齢で止まるとは言うけれども・・・
(精神年齢が)若い!
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2016年7月に発行された本です。
この時にはまだご主人の事が書かれています。
ご主人の話が多い、恋愛の話が多いという感想を読んだ事があるのですが、この本ではそれほど頻繁には出てきません。
最近の筆者はご主人と離れ、神戸にお住まいの様です。
挿絵を描いていただいた絵描きさんとのやりとりなど書かれており、若さの秘訣はこういう事にも関係しているのかなぁ・・・と思いました。
永遠の女子なのでしょう。
年を重ねると男性なのか女性なのか(外見とともに)分からなくなってきますが・・・、若い気持ちを保つということは大事な事だと思います。
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一緒に旅を出ていた気分になり、読書の楽しみをしみじみ味わった一冊です。
読んだ後、旅に出たくなりました。
早くコロナが終息すると良いのですが。
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皆様の明日も良い一日になりますように!!