幸せ感じる☆日々の暮らし

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【937】地図と拳(読書感想文253)

地図と拳

小川哲

集英社

2200円(税別)

第168回直木賞受賞作です。

 

厚みがあります。
600頁超です。

直木賞選考委員である作家宮部みゆきさんが、あれほど絶賛(謎解きあり、アクションあり、うんちくもある満漢全席のような小説)されていたので読まずにはいられません。

 

以前読んだこのミステリーが凄い!でも上位に上げている方がいらっしゃり気になっていたのでした。

manana55.hatenablog.com

 

やっと店頭に並び始めたのでさっそく手に取りました。

 

第8刷りでした。

 

日露戦争前夜から第二次大戦までの半世紀、さまざまな登場人物が登場します。

 

序章から終章までの間に17章あり、主に寝る前に数章ずつ読み進めました。

 

史実を基にしたフィクションの世界ですが、とても読みやすく、サクサク進みました。

 

集英社•••だからと言うわけではないのですが、まるで漫画のよう。

 

頭の中で映像が浮かびます。

 

実際に戦争が起きている中、色々考えさせられます。

 

読後大量の参考文献を見て、大量の知識を投入した作品だと言う事が分かりました。

 

まさに渾身の作品です。

 

読み応えがありました。

 

このミステリーが凄い!に取り上げられたのも、なるほど、と思いました。

 

☆☆☆☆☆

 

祖父が戦地に赴いた第二次世界大戦

 

穏やかな祖父でした。

 

戦争の事は決して口にはしませんでしたが、許されるなら話を聞いてみたかったです。

何故か何度も戦地に赴いていた謎は亡くなってから分かりました•••。

(亡くなった祖母の話では、夜中に魘され、突然目覚めることも多々あったようです)

 

☆☆☆☆☆

本日は直木三十五さんの誕生日だそうです。

 

21時前のJ-WAVEの情報によると直木三十五さんは一日に16枚の原稿を書くほど早筆で、文字は小さく、読み直しをしない、布団に寝転がりながら書いていたそうです。

 

☆☆☆☆☆

皆さまの明日も良い一日になります様に。