RRR
面白い!と評判を聞いていたものの、見逃していたRRR。
アマプラで見ようか迷っていたところ、まだ映画館で上映しているではないですか!
と言う事で映画を観てきました。
今年は猛暑でしたので、映画館に足を運ぶ回数が増えました。
179分と言う事で、大丈夫かな・・・と思っていたのですが、評判通り面白く、あっという間の3時間でした。
インド映画、初めてじっくり見たのですが、評判通り凄い・・・。
今年、インドの人口は中国を抜き、世界一位となりましたが、圧倒的な人、人、人!
人口多いって改めて凄い事なんですね。勢いがあります。
特に群衆のシーンは圧巻です。
「え!?これってCGじゃないの!?本当の人!?こんなに沢山!?」と思ってしまいました。
インドと中国は70年以上世界の人口の1/3を占めている・・・というのも凄いです。
いやはや、これは驚異。
英語も出来るし、数学も出来るし、インドが伸びる!と再び注目を浴びていますが、溢れるパワーを感じました。
問題はカースト制度がどのくらい崩れるか・・・根深く残るカースト制度。
名前や肌の色、職業で階級が分かってしまう恐ろしい階級制度。
イギリスの戦略、人の心の深いところに根付いており、改めて恐怖を感じます。
☆☆☆☆☆
ポスターから神話?ファンタジー?だと思っていたので、想像していたよりもかなりシリアスなお話だったので驚きました。
フィクションですが、主人公二人は実在の人物だそうです(二人が出会う事はなかったそうですが)。
インドの方にとっては歴史上の人物が登場する映画なのですね。
全然ファンタジーな世界ではないのに、やっている事は人間離れしていて「!!!」な映画です。ある意味ファンタジーかもしれません。
暴力シーンが多いものの、ミュージカルが始まったり、キレッキレのダンスやギャグシーン(いや本気なんでしょうけれども。ちょっとコントのようなシーンもあります)、厚い友情、仲間を思う想い・・・、驚異的なアクションシーンも満載で、楽しいエンタテインメント作品でした。
踊り歌いながらおちゃめにウィンクなんてしちゃうし、まるで漫画のよう。
エンディングでは監督もダンスシーンで登場します。
映画館で鑑賞して良かったです。満足。
☆☆☆☆☆
映画を観ていて、インドの民族にもよって違う場合もあると思うのですが、インドとトルコって似てるなぁと(言葉も含めて)思いました。
厚い友情とか、家族思いとか。
髭面とか。
血のつながりがなくても、兄さん、姉さんと呼ぶとか。
家族や友人の呼び方が同じ~!!
主人公二人が友情を深め合っていくシーンでは『トルコで私も考えた』の男同士、友情を育んでいる素敵な姿を思い出してしまいました。
遺伝子を調べると、どうやらトルコからインドに移動しているようで、トルコがヨーロッパのルーツのひとつになっているようです。
インドとヨーロッパの関係も然り。
肌の色があるヨーロッパ人がインド人とか、色の白いインド人がヨーロッパ人とか。
どうやらそういうことらしく、遺伝子レベルでは共通しているそうです。
大陸で移動出来るので、人々は移動、移動、とにかく心地良い住まいを目指し、移動をして行ったのですね。
そこまで肌の色は気にならないなぁ・・・と映画を観ながら思いました(個人的な感想。そんなに変わらないじゃない、と思ってしまいました。インド映画に出てくる俳優は色の白い方が多いと言う事情を抜きにしても。あぁ、ここでもカースト性の影響が!)。
圧倒的に有色人種のほうが地球上多いのに、数が少ない白人が優位に立つという不思議。
改めて武器を持つ事の意味、怖さを感じました。
核や生物兵器を使い始めたら終わりだと思います。
最近はきな臭いニュースも流れていますし、嫌な世の中になってきています。
☆☆☆☆☆
今更ですが、まだ観ていない方、お勧めです。
人気絶頂!の時期よりもすいています。
練りに練った構成。伏線回収もしっかり。
これでもか!!と、てんこ盛りです。
観て良かった~!!という映画です。
☆☆☆☆☆
インドといえば。
今週末は代々木公園でインドの大規模なイベントがあるそうです。
民族毎の伝統的な踊りなど、インドの多様な文化を知る機会となるイベントのようです。
足を運べる方は是非どうぞ。
☆☆☆☆☆
皆さまの明日も良い一日になりますように!!