花歌舞伎徒然草
はなのかぶきよもやまばなし
夢枕獏・著
萩尾望都・絵
1870円(税込)
本書は『演劇界』2017年6月号~2018年8月号に連載されていたものに書き下ろしを加えたものになります。
以前紹介した100分de名著の話も出てきます(2021年2月20日に対談)。
夢枕獏さんのエッセイに萩尾望都さんがイラストを描かれる形式で、さまざまな秘話が紹介されています。
楽しく読ませていただきました。
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学生時代は良く歌舞伎を見に行っていました。
高校生時代(歌舞伎教室だから野崎村だったかな・・・)に見た退屈な歌舞伎とは違い、大学生になってから先生に連れられて見に行った夜の部の歌舞伎の華やかさ!
遊女が出て来るお話で、圧倒され魅了されました。
以来、定期的に友人たちと劇場へ通い、年末には複数人で集まって鑑賞していました。
坂東玉三郎さんを初めていつ見たのか失念してしまったのですが(筋書は実家に置いてあるので・・・)一人舞台を見に行った際には、歌舞伎とは異なり、広い舞台をたった一人で別空間にしてしまう圧倒的な力・美しさに驚いてしまいました。
見た事がある舞台が出てくるかな・・・と思いましたが、同じタイトルでも夢枕獏さんが見た舞台ではないものを見ていたようです(楊貴妃は見ているような気がします)。
歌舞伎はイヤホンガイドをつけて鑑賞することをお勧めします。
詳しく解説して下さるのでとても分かりやすいです。
TVでも見ることが出来ますが、舞台での鑑賞は全然違います。
寺子屋は何度か観ていたのですが、歌舞伎で涙が出てくるだなんて!と驚きました。
歌舞伎座が新しくなってからチケット料金がぐぐぐっと上がってしまい、他の演劇を観るようになってしまい(歌舞伎の料金で2~3回観劇出来てしまうので!)、すっかりご無沙汰しています。
新歌舞伎座では一度も歌舞伎を見ていません・・・。
新橋演舞場ばかりです・・・。
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コロナが開けたら思い切って見に行こうかな~(高いけれども!!)。
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皆さまの明日も良い一日になりますように!!