ベネシアのハーブ便り
京都・大原の古民家暮らし
ベネシア・スタンリー・スミス
写真・翻訳 梶山正
1900円(税別)
本ブログではベネシアさんの四季の庭を使用しています。
2023年6月に亡くなったベネシアさん。
白髪の高齢のおばあちゃんのイメージだったのですが、まだ72歳だったのですね・・・。
(ターシャ・チューダーともちょっと混同していました・・・)。
京都に行くと大原に行くことが多いのですが、今回は日帰りに近く、和菓子の予約をしていたこともあり、泣く泣く見送りました。
次回の旅ではまた大原に行きたいと思います。
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本書は2007年の初版。ベネシアさんがとても若い!!です。
冒頭に母親の実家が登場するのですが、広大な土地、素敵なお屋敷(中身という各部屋はお城!装飾も素晴らしく人が暮らす屋敷とは思えません・・・現在はナショナルトラストが管理されているそうです)・・・イギリスの貴族の生活ってまだこんなにも残っているんだ!と感じました。
母親は恋に奔放な方で何度も結婚されていらっしゃいます(恋愛だけでなく、貴族の称号が欲しい男性と結婚されたのかもしれません・・・)。
社交界デビューのお話なども語られています。
ベネシアさんは日本で英語の教師をされていたのですが、イギリスの貴族英語だったんだろうなー・・・(マイ・フェア・レディを思い出してしまう。話言葉で階級が分かってしまうなんて恐ろしい世界!)。
本書は写真たっぷり、文章もたっぷり、レシピもたっぷりの満足出来る一冊です。
ハーブの効用がこんなにもあるなんて!と改めて驚きました。
自身の生活排水が田畑や釣りを楽しむ川に流れこむ用水路に流れていることを知り、自分で出来る事から始めたベネシアさん。
石けんや洗剤、スキンケアやヘアケア、防虫剤など、飲食だけでなく様々な事にハーブが使われています。
ご主人が撮影された写真も素敵で、お料理もとても美味しそうです。
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素敵な本だったので母とシェアします。
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皆さまの明日も良い一日になりますように!!